税理士の平均年齢は60歳以上?税理士業界の現状と若手が少ない理由を聞いた
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税理士を探すとき、「税理士業界ってどんな世界なんだろう?」と気になったことはありませんか。実は税理士の平均年齢は60歳以上といわれ、**20代の税理士は全体の約0.6%**しかいないという、他の業界とはかなり違う構造をしています。この記事では、zeipTV で BIZARQ の吉岡さんに伺った税理士業界の実情を紹介します。税理士選びの背景知識としても役立つはずです。
市場規模は約2兆円、拡大傾向が続く
税理士業界(会計・税務・財務まわり)の市場規模は2兆円近くで、年々拡大傾向にあります。会計ソフトなどの周辺サービスも含めた裾野の広い市場で、企業がある限り必要とされ続ける分野です。
税理士は約7万人、2人に1人が独立する
税理士は全国に約7万人。そのうち3万5,000〜4万人ほどが開業登録をしており、およそ2人に1人が独立している計算になります。ほかの士業と比べても独立志向が強い業界です。
平均年齢が60歳以上になる理由
税理士の平均年齢が高い背景として、動画では次の点が挙げられています。
- 長く現役を続けられる資格であること(80代で活躍する税理士もいる)
- 国税出身者の優遇制度(一定年数勤務すると科目免除などがある)で、退職後に税理士になる人が一定数いること
- 若手の新規参入が少ないこと
若手が少ないのはなぜか
年代別では、20代の税理士は約0.6%、30代でも約10.3%(数年前の調査)と、若手はかなりの少数派です。40〜50代でも「中堅」といわれるほどです。
若手が少ない理由として、動画では次のような構造が語られています。
- 税理士試験は科目合格制で、働きながら1科目ずつ積み上げる受け方が主流。そのため勉強を始めるのが30代・40代からという人も多く、資格取得時の年齢がそもそも高くなりやすい(学生のうちに短期集中で受かる人が多い公認会計士試験との違い)
- 働きながらの受験は「めちゃくちゃハード」で、途中で就職など別の合理的な選択に流れやすい
- 大学院に行けば科目免除もあるが、年間100万円前後の学費がかかり、社会人には負担が大きい
事務所の9割は小規模。「職人気質」の業界
税理士業界は事務所の規模も特徴的です。10名を超える事務所は全体の約1割しかなく、大半は個人〜数名の小規模事務所です。
その背景として動画で挙げられていたのは次の点です。
- 税理士は1人でも4〜5人でも事務所を回せるため、無理に拡大しない選択をする先生が多い
- 2人に1人が独立する業界なので、人を雇って育てても独立して顧客ごと出ていってしまうリスクがある
- 職人気質の先生が多く、組織化や人に教えることより自分で学び仕事をすることを好む傾向がある
また、知識を売る商売である以上、間違った処理をすれば損害賠償(税理士賠償責任)につながる責任の重さもあり、常に勉強し続けることが求められる業界でもあります。
税理士を探す側にとっての意味
この業界構造は、税理士を探す側にも関わります。
- 事務所の多くは小規模なので、先生との相性や得意分野が事務所選びに直結する
- 平均年齢が高い業界だからこそ、クラウド会計や新しい制度への対応力は事務所によって差が出やすい
- 独立文化が強い業界なので、誰が担当してくれるのかを確認しておくと安心
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よくある質問
Q. 税理士の平均年齢は本当に60歳以上なのですか?
はい、平均年齢は60歳以上といわれています。長く現役を続けられることに加え、国税出身者が退職後に登録するケースや、若手の参入が少ないことが平均年齢を押し上げています。
Q. 若い税理士はどれくらいいるのですか?
数年前の調査で20代は約0.6%、30代は約10.3%とされています。40〜50代でも業界内では中堅という感覚です。
Q. 事務所の規模は大きい方がいいのでしょうか?
一概には言えません。10名超の事務所は約1割で、小規模事務所が大半です。規模より、自社の業種・課題に合う得意分野を持っているか、担当者との相性で選ぶのが現実的です。